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蚊相撲(かずもう)
大名が新しい召使を抱えようと、太郎冠者に探しに行かせる。そこへ、都に上り人の血を吸うため、人間の姿になった江州守山の蚊の精が通りかかり、正体に気づかない太郎冠者は蚊の精を連れ帰る。新しい召使は相撲が得意と聞き、喜んだ大名は早速取らせて見たいと思うが、相手がいないのでやむなく自身で相手をすると、蚊に刺されて目を回してしまう。蚊の正体に気づいた大名は、勝つためにあるものを持ち出すのだが・・・。
人間である大名と蚊の精が相撲をとるという、何とも奇想天外な作品です。大らかな大名と、蚊の特徴がデフォルメされた蚊の精の動きにご注目ください。 |
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